
■ツイッターより
【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?①】
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年2月26日
昨日、仮想通貨が反発しました。米国証券取引委員会(SEC)の仮想通貨への「接し方」に、重要な変化が見られたと市場参加者が考えたからです。
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【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?②】
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年2月26日
順番を追って説明します。まず昨日、新興フィンテック・スタートアップ企業、サークルが、米国の有力仮想通貨取引所ポロニエックスを買収すると発表しました。それについては、これを参照してください。https://t.co/tpKH9jrjIt
【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?③】
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年2月26日
さて、仮想通貨クラスタが盛り上がった理由は、このディールの背後に、SECの大変好意的な後押しがあり、その事実がサークルの社内限資料で説明されており、それが流出して、トレーダーたちが事情を察したことによります。
【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?④】
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年2月26日
サークルは送金ビジネスに手を染めているので厳しい規制下で運営されています。一方、ポロニエックスはどこの省庁からも監督されていません。すると規制業者であるサークルが野放しのポロニエックスを買うと当局がへそを曲げるリスクがあるわけです。
【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?⑤】
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年2月26日
そこでサークルは米国証券取引委員会(SEC)に「ポロニエックスを買収しますけど、よろしいでしょうか?」とお伺いを立てました。SECは「連絡をくれてありがとう。あなたがこの手の取引でわざわざ連絡をくれた最初の業者です」と建設的でした。
【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?⑥】
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年2月26日
さらにSECは「ポ社が過去にやったチョンボに関しては、遡及的に懲罰することはしません」と明言しました。この際、サークル・ポロニエックスはSECに監督された(Federally regulated)最初の仮想通貨取引所になっては?という話し合いが進んでいます。
【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?⑦】
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年2月26日
つまりサークル・ポロニエックスが初の仮想通貨ATS(電子取引市場)として「免許」を交付される可能性も出てきたのです。またサークル・ポロニエックスは「日本証券業協会」に相当する米FINRA登録ブローカー・ディーラーになることも目指しています。
【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?⑧】
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年2月26日
日米の仮想通貨をめぐる法制度の差異を説明すると日本は「仮想通貨法」があり仮想通貨交換業者は法的に認められているし登録制となっています。
アメリカではSECが有価証券、CFTCがデリバティブを管轄するも仮想通貨は該当法が無いのでグレーでした。
【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?⑨】
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年2月26日
つまり仮想通貨取引所は、「野放し」の状態だったのです。いまサークル・ポロニックスが規制を逃げ回らず、自ら進んでSECの監督下に入るという「先例」を作ると、事実上、他の業者も競争上、同じことをやる必要が出るかもしれないのです。
【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?⑩】
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年2月26日
サークル・ポロニックスがSEC監督下に入り1934年証券取引所法に準拠した経営を始めれば「限りなく有価証券っぽい」ICO市場を監督してゆくこともやりやすくなります。これまで大半が「違法」とされてきたICOの「合法化」がはじまるかも知れないのです。
わかりやすい説明ありがとうございます!
— ペトリコール (@slightedge1212) 2018年2月26日
ありがとうございます。素晴らしい情報です!ど短期でどう動くかはわからないですが、(逆に行く局面もある)、いい動きにつながるといいです。
— YukihiroIwayama岩山幸洋 (@HappyOcean) 2018年2月27日
なるほど!
— $ドン・バージ$(Don.Verge) (@timpo_of_XVG) 2018年2月27日
SECとうまくコミュニケーションが取れるあたりは株主であるゴールドマンサックスのバリューアップを感じますね。
— tachan (@tachan31942747) 2018年2月26日
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